商品企画開発は、ものづくり企業の本業である「ものづくり」で、業績の改善・維持・向上を図ることを目的に行います。

 これを達成するためには、企業にとっての売上・利益が安定するように、商品開発のスケジュールにおけるスタートとゴールのタイミングを決める必要があります。

 すなわち、商品開発のスタートが何時であれ、商機を捉えて商品を市場に投入できるように、商品開発のゴールのタイミングは、市場が商品を欲しているとき、又は、欲する前に設定する必要がです

しかし、商品開発のテーマが決まり、そのプロジェクトがスタートすると、最終のゴールのタイミングを忘れてしまう(無視してしまう)ことが少なくありません。

このように最終のゴールのタイミングを
忘れてしまい(無視してしまい)、商品開発が長期化すると、商機を逃したり、他社に先行されたりすることがあり、開発した新商品で得られたはずの売上(利益)の獲得を逃してしまうこともあり得ます。

これまでお付き合いしてきた企業においても、ゴール(完成予定時期)を設定して商品開発をスタートしたものの、当初のゴール(完成予定時期)を忘れて商品開発が大幅に遅れてしまっている企業や、当初のゴール(完成予定時期)に対して遅れが生じることを判りつつ定期的な会議での報告(経営者の顔色を伺うこと)に注力し、結果的に商品開発が長期化している企業もありました。

もちろん、商品開発を進める上で、高度な基礎研究・技術開発が必要な場合や、開発途中に技術的な問題が生じた場合、それによって進捗が停滞したりスケジュールが遅れたりするといった、やむ得ないこともあります。
ここで書きたいのは、そのよう状況についてではなく、自社の商品開発スピード(スケジュール)管理が甘い企業があるということです。

もし、商品開発が年単位或いは数年単位でしか完了していない状況であれば、「なぜ、メーカーが商品開発をする必要があるのか」を理解した上で、開発の実情、開発スケジュールの設定、予実管理等を見直してみてはいかがでしょうか。

商品開発の管理者にすれば、「別に、
当初のゴール(完成予定時期)を忘れている訳ではない!」と言われる方もおあられるかもしれませんが、事実、商品開発が長期化し、商品開発が年単位或いは数年単位でしか完了していないのであれば、商品開発の進め方や、スタートのタイミング等を見直すことも必要ではないでしょうか。

以外と、商品開発は短期で行えないと思われているためか、商品開発の長期化に寛大な経営者も少なくないように思います。しかし、商品開発が長期化すると、経営を圧迫することもあり得ます。
経営者の方は、自社の取り扱っている商品(技術)レベルを踏まえ、開発スピードの適否を客観的に見てみることも必要ではないでしょうか。


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